ネコ・ウォッシュ  中川圭子さん

洗剤を使わないコインランドリーが世の中に、地球にとっても、こう本当に必要なものであったら、自然に普及するんじゃないかなって思ったんですね。
コマーシャルしなくても。

私自身がすごいアトピーがありましたので。
「洗剤を使わない水がある」っていうのを聞いた時に、洗剤を使わないで、下着ですとか、布団とかね、洗ってみたいなって思いまして。

その時にはまだ、創生水自体もコインランドリーというのも全くなかったものですから、家の中で洗剤を使わないでできるのであれば、コインランドリーも可能じゃないかっていうことで。
とりあえず、コインランドリーをなにも考えないでね、作ってみたんですね。
最初のオープンの日なんですけれども、一日のうちに来られたお客様は私の友達が一人と、間違えて入って来た人一人で、二人だけだったんですね。
認知も全くされませんでしたし、逆に言えば、私も実験したいという思いがあったので、外にコインランドリーの「コ」の字も書いてないんですね。
ネコ・ウォッシュという名前だけだったんです。
だから、本当にもしこれが、洗剤を使わないコインランドリーが世の中に、地球にとっても、こう本当に必要なものであったら、自然に普及するんじゃないかなって思ったんですね。コマーシャルしなくても。

ちょうど3年目くらいでしたね、それまでは近所の人たちが、遠巻きに「なんか変わった建物があるな、何をしているところなんだろう。」という風に見られる。
特にそういう意識のある人たちが来られて、「いやぁー、これは良いんですよ」とか、ナンバーを見ると県外の方が来られたり、そうすると近所の人たちが、来られている人達に対して「どうしてこんな所にこられるんですか?」って、どうも聞いてらっしゃったみたいなんですよね。
そうするとその方たちが、「ここで洗濯すると良いんだよ。」とか、私が直接言わなくても、「ここで洗うと気持ちよくなったんだ。」とか「アトピーがすごく良くなったよ。」とかいう風に、口伝えでお客さんが教えて下さるみたいなんですね。
そうすると、噂が噂をこう、噂が一人歩きしているみたいな形で。
本当にふっとね、気づいたら近所の人たちがみんなで瓶を持ってお水をくみに来られたり、それとか、近所の人たちが洗濯を使ってくださるようになったんですね。
それがちょうど3年目くらいでしたね。

ネコウォッシュに来られるお客さんの中で、最初に来られる方は、洗濯中に、泡がバッと出てくるんですね。で、「洗剤入れられましたか」って聞くと、「いえ、入れてないですよ」って言うんですけど、泡がいっぱい立つんですね。 それはどういうことかって言うと、もともと家で洗った洗剤が残っていたり、よそでドライなんかをされていたものをうちで洗われると、カーテンなんかすごい泡が出るんですね。 本当に洗剤をたくさん入れたような形で泡がいっぱい出ます。 最初それは「実はこれは、洗剤を入れていないので、こんなに泡が出ること自体おかしいんですよ」って言うとびっくりされまして。 中には泡が出なくなるまで、2回も3回も洗って帰られる方もいらっしゃるんですけれども。

ここでこうやって見て、いろんな人達が水を汲みに来られたり、いろんな人達が来るのが、すごく見るのが楽しみだって言う方もいらっしゃるんですね。
それが、一つのこう、場になってる。そんな感じがするんですけども。